FURTHER通信 Vol.57

みなさま、いつもお世話になっております。FURTHER代表佐野隆弥です。お客様方には、日頃より弊社をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

今月の「気になる」

いつからか始まった、今月の〇〇シリーズ。先月は、「今月のおもろ」でしたが、今月は、個人的に「気になるな〜」と思ったことを綴ろうと思います。

このコーナーは、個人的な視点・主観で面白いな〜すごいな〜気になるわ〜等と心をくすぐられた出来事や、個人的に感じた物事を紹介するコーナーです。すごく主観的ですが、私自身のことを少しでも、今ご縁ある方々に伝えることができれば幸いです。

ノンアルコール飲料愛好家!?

こんな記事を見かけました。「ノンアルコールビール愛好家たちがハマる“沼” 「酔わずに飲めるなんて最高!」「終わりがないからずっと飲んじゃう」」

お酒が好きすぎて、ここ最近はお酒の量を控えようと心がけている自分にとって非常に興味深い見出しの記事であったため記事を覗いてみると、愛好家たちの熱い声が書かれていました。が、しかし。ノンアル独特の「あの味」を知っている自分はどうにもいまいち惹かれず・・。その上、日本のノンアルコールビールには海外で禁止されている添加物?の「何か」が使用されているため、あまり体に良くないと聞いたことがあったので、いろんな「?」が頭を駆け巡りました。

・本当にうまいと評判のノンアルビールはなんなのか。

・体に悪いとされている「何か」の正体はなんなのか。またそれは事実なのか。

ちょっと調べてみましょう。その前に一曲。僕の青春のナンバーでございます。OASISでCigarattes & Alchol(タバコと酒)今聞くと余計に痺れます。

ノンアルの歴史をサラリと。

ノンアルのことを語る前には、やはりこちらもこちらで事前に調査が必要。ということでノンアルの歴史についてサラリと調べてみました。


日本の酒税法では、酒類を「アルコール分1度以上の飲料」と定めている。つまり含有アルコール量が1%未満であればノンアルコールと分類され、パッケージに記載する名称も「炭酸飲料」となる。しかし、たとえ微量でもアルコールを含んでいるものは、体質や飲む量によって酔う可能性がないとは言い切れない。

そもそも0.00%のノンアルコールビールは、飲酒運転を撲滅したいという思いからキリンビールが09年に世界で初めて開発した。それに他社も追随。日本の飲料メーカー各社は自主基準でアルコールが全く含まれない「アルコール0.00%」の飲料のみを「ノンアルコール」と定義している。

引用:日経Xトレンドより「もう「ビールの代替」とは呼ばせない ノンアルビール伸長の理由」


とのこと。しかも2009年の発売以降、市場は右肩上がりという。たしかに今の子達は飲まない子が多いというが、右肩上がりの理由はなんなのでしょうか。調べてみると、なるほど。

ノンアルビール以外の伸び率の増加

種類別に見ると「ノンアルビール」の伸び率が110%に対して、チューハイや梅酒などの「ノンアルビール以外」が160%と大幅に増加していることが市場を大きく引っ張っているという事実がわかりました。

なるほどー!確かに、うちの妻も缶チューハイしか飲まないのですが、たまにノンアルレモンサワーを飲んでるところを見かけます!もっと言うと、自分も二日酔いの朝、コンビニでノンアルレモンサワーよく買います。(甘くなくてカロリーも控えめで非常に良いんです。)

確かに言われてみれば、ノンアルビール以外のノンアル飲料が増えたと思いませんか?そうなるとここで新たな疑問が生まれます。なぜ、ここ最近になって増えたのか。需要が伸びたのでしょうか。もう少し深く掘り下げてみることにしましょうか!その前に一曲。乾杯というキーワードから。鎮座DOPENESSで乾杯。

面白いPVですよ。芸達者な人です。かっこいい。

ソバーキュリアス

掘り下げていくと、こんな言葉に出逢います。「ソバーキュリアス」なんやねん、それ。また横文字だよ。蕎麦焼酎のカクテルか何かですか?・・なーんて邪な感情を抑えながら、きっとこれもトレンドなのだろうと思い、ちょっと調べてみることに。

飲まない人生を選ぶ人=ソバーキュリアス

ソバーキュリアス(ソーバーキュリアス)とは、お酒を飲める人、もしくは飲んでも体に問題の無い人が、「あえてお酒を飲まない」という選択をするライフスタイルのことを意味するらしい。使い方としては、

友人「今日はBBQだから、隆弥くんも一杯(お酒)どうだい?」

自分「いや。今日はソバーキュリアスで行くよ。」って感じでしょうか。違うか。

ソバーキュリアスとはSober(しらふ)とCurious(好奇心が強い)を組み合わせた言葉。カタカナでソバーキュアリアスなんて書いても非常に覚えにくいので、この造語の語源を覚えておくと覚えやすいかもしれませんね。

また最近では、ソバーキュリアスのことを「ソバキュリ」と略したり、ソバーキュリアスを行っている人のことを「ソバキュリアン」と呼ぶこともあるそうです。時代の流れの中で新しい言葉はどんどん生まれていきますね。

一見すると「禁酒」と似ていますが、「禁酒」と決定的に違うポイントは、禁酒は、飲みたいけど飲むのを我慢する。といったネガティブな感情を伴うのに対し、ソバーキュリアンは、敢えてお酒を飲まないことを選ぶことで、人生をより豊かにできると考えています。彼らは根本的に健康の維持や自由時間の確保などを目的としているため、言葉そのものにポジティブなニュアンスが伴います。モノは言い様と言うことなのでしょうか。だけども、そういうポジティブな考え方は好きです。うん。

飲まない時間を選択することで、シラフの時間をより充実させる選択肢を持つ、このソバーキュアリスというライフスタイルが2019年以降欧米で流行し、その流れが日本に流れてきているらしいのです。(海外ではノンアルバーなんかも増えているみたいですよ。)そのため、このノンアル市場が日本にも影響して市場全体を牽引しているという見解。確かにあるかもしれません。

ノンアル飲料の体への影響について

やはり調べてみたところ、当初の自分の頭に断片的にあった「ノンアルコールビールは添加物まみれで体に悪い」という考えは一理あるそうです。とはいえ、そんな危ないものに販売許可が降りるわけもないので、飲みすぎなければ特に問題ないとのことでした。

(ざっくり言うと、ノンアルによく含まれている添加物「アセスルファムk」と「スクラロース」は人工甘味料なので、体の中で排出されにくい物質がビールよりも多く含まれているよってことの様です。また、苦味も甘味料で演出しているとのことで、やはり添加物は多いとのこと。)

やはり上記に記載した様な懸念をお持ちのユーザーも多い様で、現在では無添加のノンアルもたくさん発売されている様です。その中でも一番よく目にしたのはドイツ産のヴェリタスブロイというもの。ちょっと近日中に試してみようと思います。あとKIRINもGREEN’S FREEという商品を出していたんですね。

経営者のみなさんは夜のお付き合いも多いことかと存じますが、この機会にソバーキュリアスを楽しんでみてはいかがでしょうか。自分も今はちょっと自信がないですが、楽な気持ちでソバー(しらふ)できるようにノンアル市場にキュリアス(関心)を持ち続けようと思っています。自信ないな。そんな時は、そうだ。この大谷翔平の言葉を思い出そう。

ダルビッシュ選手は質疑応答の際、「どうすれば辛い練習を継続できるのか。」という質問を多く受けるそうです。その際の彼の回答を心に、いつか俺もそばーキュリアンになるんだ!良いインタビューなので、置いておきます。


「継続に対して、みんなハードルが高すぎるのだと思います。運動を始めようとも、毎日決まった時間に起きて、ウェアに着替えて、玄関を開いてランニングをやる。一見、簡単に聞こえるが、運動をやったことのない人にとってはハードルが高すぎるのだと思います。人は失敗が続くと、どんどんネガティブになっていく生き物です。みんな目標設定のハードルが高すぎることが問題なのです。

例えば、ランニングを始めようとした人がいる。朝起きた時にランニングウェアに着替えることから始めてみる。そうすると一週間は続けられる。じゃ、その次はランニングウェアを着て、玄関を出る。それをまた続ける。小さな成功体験を積み重ねることが、継続することへの近道なのではないでしょうか。」


深い。

次回のFURTHER通信もお楽しみに。最後までご拝読いただきまして、ありがとうございました。

FURTHER 代表:佐野隆弥