Further通信Vol.61

みなさま、いつもお世話になっております。FURTHER代表佐野隆弥です。お客様方には、日頃より弊社をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

今月の「気になる」

いつからか始まった、今月の〇〇シリーズ。先月は、「気になるな〜」でしたが、今月も、個人的に「気になるな〜」と思ったことを綴っております。

このコーナーは、個人的な視点・主観で面白いな〜すごいな〜気になるな〜等と個人的に心をくすぐられた出来事や、感じた物事を紹介するコーナーです。ものすごーく主観的ですが、私自身のことを少しでも、今ご縁ある方々に伝えることができれば幸いです。

写真の街、北海道東川町

とある日の朝、朝のコーヒーを淹れてテレビを見ていると、なんだか面白そうな情報が。「移住者続出!写真の町、北海道東川町」とのことなのですが、、そのテレビの内容をざっくりと掻い摘んで話してみると、、

・過去に前例の無い文化(写真)による町おこしが成功した町

・写真の文化が街に根付いているため、町民にシャッターを向けてもみんな協力してくれる文化が根付いている町

・全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」が行われている街である

これだけ見ても、ちょっとワクワクしませんか?

と、ここで一曲。サーフィン映画Sproutよりサウンドトラックからの1曲。このサントラは素晴らしく良いです。情景が浮かぶサントラです。ぜひ。そのサントラから一曲。Ray Barbeeというサンフランシスコのプロスケーターのナンバー。彼はスケボーの腕もプロなのですが、ギターの腕前もプロ。というか、どっちが本職なのかわからないくらいのレベル。何度か静岡にも来てくれたことあったなぁ。と回想。

同曲の2014年の日本公演のVerの動画をアップしてくれている日本の方がいました。感謝。拝借いたします。

写真の力

2024年の現代、写真は今までよりもより手軽になり、一人一人がメディアの時代になりましたが、この東川町が写真の町と宣言をしたのが、1985年(私が生まれた年!)

調べてみると、宣言後の当初は市民からの目は冷ややかで「どうせ2〜3年で終わるだろう。」と期待は薄かったようです。

そんな市民たちの意識が変わったのは、冒頭でも少しご紹介した「全国高等学校写真選手権大会の写真甲子園が開催されるようになってからでした。宣言から9年後の1994年に同大会の開催が決定し、2024年大会も開催される模様です。

大会は、初戦審査会(5月)、ブロック審査会(6月)を経て、本戦となる「写真甲子園」への参加権が得られるという流れ。2023年大会の初戦審査に応募したのは、驚くなかれ!なんと、全国から584チームが参加。これは歴代最多の応募数で、参加する学校は年々右肩上がりで増えているというような状況です。

本戦は毎回東川町にて開催され、全国を勝ち抜いた写真部の子どもたちが東川町に3泊4日で泊まり込み、テーマに沿った作品を撮影するそうです。絶対楽しいし、最高な思い出になるでしょうね。すごく気になります、写真甲子園。

 

・・・いやぁ、知らなかった。写真抱えた青春ってなんかいいですよね。今時の言葉で言うとしたらエモいってやつでしょうか。自分が通っていた高校も写真部はあったのですが、もし戻れるなら挑戦してみたかったなぁ、なんて思いました。

写真甲子園公式HPはこちら

 

写るんですリバイバル。

かつて、一世を風靡した「写るんです」通称ばかちょん(あまり言わないほうが良いらしいですが)が今数十年の時を経て若者に流行っているってご存知でしたか。このコラムをご覧いただいている皆さんは昭和世代の方々が多めかと思うので、皆さん一度は使ったことがあるでしょう。

先日、友人家族と一緒に旅行に行った際、友人の子供が写るんですを持っていて旅の最中、自分がビビッときた被写体に向けて写真を撮っていました。

今の時代は何度も撮り直しが効きますが、写るんですは一発勝負。その感覚って現代の子供達ってない感覚なのかなぁなんて思いました。

大事な一枚を撮るために、写真と被写体にしっかりと向かい合って一瞬を切り取るという作業が、子どもたちの豊かな心を育むことにつながるかもしれませんね。今度誰かの誕生日に写るんですを渡すってのも、なかなか粋なプレゼントかもしれませんね。

懐かしの写るんですCM集がありましたので、置いておきます。

 

 富士宮にも落とし込めるのではないか。

東川町の町おこしに対しての、この戦略。個人的には、非常に面白い切り口で大好きなやり方だと思ったのですが、これって富士宮みたいな地方もヒントに町おこし出来る気がしました。以下、ざっと思ったメリットなのですが、写真と言う切り口での町おこしがもたらすメリットは、

・地元の若者に郷土愛を芽生えさせることができる(スポーツが苦手でもコミュニケーションが苦手な子でも、誰でも参加できる。)

・全国のカメラマン各々の視点から、富士宮の良さや面白さを再発見できる

・写真という静止画媒体であるからこそ膨らむであろう、地方のイメージアップが期待できる

・大会開催に伴い県外からの観光客(参加者や家族)の誘致に繋げることができる

・最大のメリットは、参加者全員が開催地に対しての愛着やかけがえのない思い出づくりができる

と、挙げたらキリがないほどのメリットしか無いじゃないか!と感心したのです。しかし悔しいかな、写真甲子園は東川町に先を越されてしまいましたので、我らが富士宮の町おこしが写真ではツマラナイ!写真以外の良い方法、ないかな。・・・

今月は、北海道東川町の町おこし成功例のご紹介でした。

 

 

次回のFURTHER通信もお楽しみに。最後までご拝読いただきまして、ありがとうございました。

FURTHER 代表:佐野隆弥