FURTHER通信Vol.80

いつも大変お世話になっております。FURTHER代表の佐野隆弥です。お客様方には、日頃より弊社をご愛顧いただきまして、この場をお借りして改めて感謝御礼申し上げます。誠にありがとうございます。

The Times They Are A-Changin’

(日本和訳付きのYOUTUBEを貼っておきました。ぜひ一度ご視聴いただければ幸いです。)

いつの時代も響く音楽であり、言葉です。当たり前だが、時代は変わるし、時は流れていくる。それはどんな人にも平等だ。

FURTHER通信も、もう今月で80号を迎えた。月一本のコラムを続けていると、たった1ヶ月の間でも時代は確実に流れていることを深く感じる。

・・・

(昔はどんなこと書いていたんだろう。)

なんて、ふと思ったものですから、少し振り返ってみた。なぜか、Vol.1〜3のファイルがどこにも見当たらず、一番最後に振り返れるのはVol.4からだった。

読んでみると、移民のことについて書いてあった。当時の2019年4月19日の情報がベースになっている内容だ。2019年当時、日本に暮らす在留外国人は263万人、日本の人口の約2%であったが、今現在の数は(超驚)約377万人!日本の人口に対して、3%と、これまた、時代の流れに驚く。たった6年間で100万人もの在留外国人が増えていたのか。

在留資格別・在留外国人の人数(2024年12月末)

出入国在留管理庁の発表によると:

  • 永住者:918,116人(最も多い在留資格)
  • 技能実習:456,595人(前年より52,039人増加)
  • 技術・人文知識・国際業務:418,706人(前年より56,360人増加)
  • 留学:402,134人(前年より61,251人増加)
  • 家族滞在:305,598人(前年より39,578人増加)

この状況を整理すると以下の通り:

在留資格 人数(人) 前年比の増加(人)
永住者 918,116
技能実習 456,595 +52,039
技術・人文知識・国際業務 418,706 +56,360
留学 402,134 +61,251(最も増加幅が大きい)
家族滞在 305,598 +39,578

そもそも、人種とは何か。

 日本における、在留外国人のパーセンテージは人口の3%なのだが、海外はどの程度なのだろうと疑問に思い調べてみると、日本はそこまで多くないことに気が付く。以下の表は、各国における総人口に占める外国人人口の比率(2024年頃の推定値)である。

外国人人口比率(%)
日本 3.0
韓国 4.5
アメリカ 14.0
イギリス 15.0
ドイツ 18.0
カナダ 23.0

※各国で「外国人」の定義や統計方法は異なる。

これをみる限り、日本はまだまだ外国人が少ない社会であることがわかるのだが、いやいやちょっと待ってくれよ、と。

日本人、アメリカ人、世界各国にはいろんな人種がいるが、祖先はアメリカ人で2世3世の日本人もいる。彼らは日本の国籍を持っているから、このパーセンテージには反映されていないはずだ。となると、そもそも人種の定義とは何なのだろうか。などと考えた。

日本人も、そもそも混血集団なのだ。

日本人は、「縄文人と大陸からの渡来人との混血によって形成された」と考えられている。現代の日本人の遺伝子を解析すると、縄文人由来と渡来人由来の遺伝子の割合が地域によって異なることがわかっていて、弥生時代に起こった混血の影響が現在も残っていることが示唆されている。

ということは、人種とは、DNA的なハード面的な要素ではなく、その人種(種族と言い換えるべきか。)がもつ、文化的な価値観を共有している共同体こそが、人種である、ということに気がついた。

僕らの大好きな日本が、これから何百年も先も世界にとって必要とされる国であり続けるためには、日本人としてのアイデンティティーを継承していくことが、今この瞬間を生きる日本人としてのテーマだと感じる。

日本人としてのアイデンティティとは、何か。と、ネットで検索してみると、「和の心」という回答が目立つ。ではなぜ、日本では和の心が必然的に育まれてきたのか。それは日本が島国であり米食であったことや、四季があること、災害が多いことが関係しているらしい。超簡単にいうと、日本人は共同体の一部でないと生きていくことができなかった、から和を最も重んじる人種なのだ。

DNAに組み込まれた日本人としてのアイデンティティを持ち続けることは、今後の混血社会を生き抜いていく上において、とても大切なことであることは間違えなさそうだ。

自分も相手も気持ちいい、それこそが「和」

「和の心」を意識し過ぎてしまい、常に相手を優先したり、本来の意とは反する行動を取ってしまうこともあるだろう。しかしそれは健康的な状態ではないと感じる。同調圧力的なニュアンスでは、本当の意味での和の心は語れない。

相手が心地良いと思ってくれる行動はするべきだが、自分も心地よい状態でいられるということが大切だと考える。つまりそれは、日本人の「忍耐強さ」や「謙遜しすぎる姿勢」は、和の心ではない、ということだ。自分だけが我慢する姿勢のではなく、ある程度は自分の意見も主張した上で、皆で良い環境を作り上げていくことこそが和の心なのではないだろうか。

自分は〇〇と思うから、表現する。

自分自身が過去の経験をもとに、今この場において、自分の存在がこの場所にどれだけ良い影響で在ることができるのか。ということを考えていくことが大切なのだと改めて感じる。人生はハーモニーだ。