Further通信Vol.70

みなさま、いつもお世話になっております。FURTHER代表の佐野隆弥です。お客様方には、日頃より弊社をご愛顧いただきまして、この場をお借りして改めて感謝御礼申し上げます。いつも、誠にありがとうございます。

今月の気になる。

家電。

それは、現代の生活に欠かせないもの。そう思う方も多いかと思います。昭和の時代は、電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビの3つは「三種の神器」などと言われたらしい。テレビはともかく、、洗濯機、冷蔵庫などは現代人の生活にとって、居て当たり前、有って当たり前の存在になっているだろう。それほど家電は現代人にとっては当たり前の存在であり必要不可欠な存在だ。

家電といっても、上記のように生活必需品もあれば、生活には不必要だが自分の人生の質(QOL)を上げるために大切な家電等もたくさんいる。草刈機、オーディオ、ナドナド挙げたらキリがない。

過去に自分が通ってきた「大切な家電たち」を回想してみる。真っ先に浮かんだのは、小学4年生の頃に買ってもらったSONYのウォークマン、その次に浮かんだのは、ガラケーあたり。自分は昭和末期産まれの人間なので、その程度しか頭に浮かぶことはなかったが、皆さんはいかがでしょうか。(あの家電、まだ生きていたらな〜)などと、捨ててしまったことを後悔する家電って一つや二つ、皆さんもありませんか。

物は必ず壊れる。大切にしていても壊れてしまう。永久保証された物はこの世には無い。あるとしたらいつか死ぬこと。

話が少し逸れたが、一般人からしたら家電は「未知の電子部品の塊」であり、壊れてしまった家電を自力で修理しようとする人は、そう多くはないだろう。数年間、いや、長い物で10年以上も自分と生活を共にしてきた家電。自分は、そんな長年連れ添った動かないパートナー等を処分せざるを得ない時には、必ず「(ポンポンと叩き)ありがとうな。」と一言感謝の意を家電に伝えてから泣く泣く処分してきた。

彼らとの出会いと別れを繰り返していくうちに、いつの間にか「家電は壊れた時が別れ時。そんな時は新しいものを買うのだ」という行為が当たり前の行動パターンとなってしまっていた自分に気が付く。家電に関しては思い込みで直せないと思っていた。

そんな時に、たまたまこちらの笑顔が素敵な「今井さん」に出会った。(YOUTUBEの中ですが。)

簡単に解説すると、

・ 三重県津市美杉町出身

・中卒で独学で家電修理の道へ。初めは近所のアイロン修理から。

・家電業を生業にしていて、「家電修理の最後の砦」と慕われ、全国から修理依頼が殺到している修理の神様

「家電 今井」でYOUTUBE検索をすると、テレビ東京の番組を中心に様々なメディアから発信された動画を見ることができるので、ぜひ一度ご覧になっていただきたいのですが、今井さんの機械に対する情熱と、仕事に対する情熱、人を喜ばせたいという情熱に甚く心を打たれました。そしてその愛嬌しかない人柄。神様は何人かに一人こういう人間を生み出すのだろう、と思わざるを得ないほどに全てが完結されている思わされる姿。

その中でも、自分的に「これは幸せでしかない。」と感動した動画をご紹介。

ネタバレしたくないので、興味を持っていただくよう、ポイントだけお伝えすると、

依頼主は元オーケストラ団員でトランペット奏者。自分の演奏を振り返るため当時最高級の再生録音機能付きのウォークマンを使用しながら活動していたが、20年前を最後に動かなくなった。長い間諦めていたが、再生機も音源も処分できずに途方に暮れていた際、今井さんの存在を知りこの度修理を依頼。

という流れなのですが。ぜひ、お時間があります方はご覧になってみてください。気持ちがほっこりして多少は癒されるのかな、と思います。

 

好きって素晴らしい。

職人が羨ましい。(ここでいうところの職人とは、手に職がある人たちのことを指す。大工、髪結、庭師、バリスタ、ナドナド)

何故羨ましいのか。それは、直接人の喜ぶ笑顔が見れるから。エンドユーザーから直接仕事を請け、最後には彼らから直接「ありがとう」と感謝される。これってどんだけ幸せなのだろう。泳げない自分がサーファーの世界観に憧れるように、自分もまた職人という人たちに憧れる。

私のような職業(IT系)のゴールも結局はエンドユーザー様の笑顔(=クライアントの満足)であることは職人の皆様と一緒かと思うのだが、自分はエンドユーザーの笑顔を見ることができる機会は少ない。HPという存在が有ったから次の幸せなステージに進めた、という事例はありがたいことに皆様からお聞きする機会はあるが又聞きすることがほとんどで、自分のゴールとしている人々の笑顔に直接的に会うことはできない。(喜びの現場に立ち会うことができない、とも言える。)だからこそ余計羨ましく思うのかもしれない。

 

物事と物事には無限に関わり合い方がある。

その対象に対して、直接的に(物理的に)助けることもできれば、間接的な援助もある。間接的な存在は、その巨大な歯車の中での自分の立ち位置や存在意義を見失ってしまうことがある。どっちが上で、どっちが下だっけ、みたいな。

結局は、物事を大きく捉えることも、小さく捉えることも、もっと大きな枠組みの中から見たら結局双方に大差はないことに気が付く。

目の前のことに、真剣にその一瞬一瞬に対して、全ての生き物が対等に平和的に存在するために、自分は何ができるのか。これを突き詰めていくことが、自分ができることなのだと思う。そして今井さんの場合は、知的好奇心が仕事になったという必然の流れの中で、自分の軸を失うことなく家電に向き合っているだけなのだと思う。

動画の中で彼がこんなことを言っていた

機械に詰まっている思い出には興味がない。機械を治すという行為に興味があるだけで、結果的に皆が喜んでくれることが嬉しい。

と。

始め、その言葉を聞いた時、若干「意外に冷たいのね。」と思ったが、結局その言葉ってのは、本当に機械修理が好きだから出た本心の言葉なんだな。と。

彼の言葉には嘘っぽさを一切感じない。純粋な子供のように彼の目からは嘘の影すら感じない。夢中になれるものがあったからこそ、彼は軸を見失うことなく導かれるように家電修理の神様となり、天職をまっとうしているんだろうなって思った。それが彼の人間力というか、人間的魅力に繋がりたくさんに人々の支持を請けているんだろう。

好きって素晴らしい。

 

FURTHER 代表:佐野隆弥

グラシアス慈音とボニータ太陽へ