みなさま、いつもお世話になっております。FURTHER代表佐野隆弥です。お客様方には、日頃より弊社をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
今月の「すご」
先月から始まった、今月の〇〇シリーズ。先月は、「今月のオモロ」でしたが、今月は、個人的に「すご」と思った出来事をご紹介。
このコーナーは、個人的な視点・主観で面白いな〜すごいな〜と思った出来事を紹介するコーナーです。
今回は、何の縁に引っ張られたかの様に久しぶりバッタリ再開したW社長との久しぶりの対談内容をご紹介します。対談というよりも、自分はひたすら、その宝物の様なお話に終始納得し、頷き、感動の時間だったのですが。
この場をお借りしまして、W社長には改めて、心より感謝御礼申し上げます。
さて、ここで一曲。
(「すご」繋がりで、テクニカルなナンバーを。ロウェル・ジョージによる職人芸がきらりと光る一曲。スライドギターうますぎ。とは言っても、一切無駄なプレイ無し。職人凄腕調理人ロウェル、恐るべし。)
やっぱり、大切なことは昔から変わらない。
W社長との出会いを振り返ってみると、10数年年前になります。自分がまだ会社員だった頃、自分が担当であった某会社のビジネスパートナー様として紹介していただいたのが初めてであったと記憶しています。
当時の自分は26歳くらい。結婚したて、転職したての準フレッシュマン。社会の荒波に意を決して裸一貫飛び込んだ直後の青年でした。
そんな何も知らない自分に対しても、何の分け隔てなく、一人の人間として接してくれたことが嬉しくて。仕事のこと、遊びのこと、好きな物コトなど、色々な話をして頂いたことを記憶しています。その当時から、どこかW社長とは見ているものや、感じてるものが同じような気がしていて、妙な親近感を勝手に感じていました。地元のかっこいい先輩みたいな。そんな感じでした。
自分もあれから独立し(独立したての頃も話聞いてもらったり。)、子供も2人目が生まれ、家を構えて少しは成長した姿で再開できたこと、嬉しかったです。
今回、数年ぶりに濃い時間をご一緒させていただき思ったのですが、やはりかっこいい人は昔も今も変わらない。ブレない。ということ。久しぶりの会話の内容は、「〇〇社長らしいなぁ。」と思わされることばかり。そんなブレない芯を長いこと持ち続けている姿に、改めて心打たれたのであります。そんな時間を忘れないためにメモを残しておいたのですが、その内容が素晴らしい内容でしたので、シェアさせていただければ幸いです。ほんの少しでも皆様の人生のスパイスになれれば幸いです。
さて、その前に「ブレない」つながりで一曲。「ブレない」と言ったらこの人が出てきたのでご紹介。ファンクの帝王ことジェームス・ブラウン。ブレてません。
宝物の言葉。備忘録
4月15日(土)13時30分より
W社長の理念は、
「菓子屋であることを追求したい」だ。
現在では、毎月5日〜6日間をかけて、月に10回ほどデザートコース会を開催している。時間は一回につき約2時間。現在では、チケットを販売してからわずか10分程度で席が埋まってしまうほどの人気だ。
毎月開催することは相当なパワーを要するが、毎月続けている理由は、「自分に対する試練だ。」というW社長。
客席の中には、現在話題のレジャー施設社長もテーブルを囲んでいる。ここまでのブランド力がある人気店なのに、なぜ全国を狙わないのか。という我々の問いに対し、W社長はこう答えた。
「進出したいという思いはあるが、今はまだその時ではない。世界一を取ってから、勝負に出たい。」
世界一になる。それは、世界のお菓子の祭典「サロン・デュ・ショコラ」で、グループ部門、個人部門で世界一を取った時が、全国進出のタイミングだという。
同店では、かれこれ10年以上前から世界一になるための準備をしているそうだ。昨年はスタッフ9名を引き連れて渡仏。スタッフ総勢9名、連泊数は9泊。しかも時はコロナ禍でフライトチケットも通常の2倍。相当なコストもかかったかと思うが、そこにかける想いは人並み以上なものを感じた。
現在同店では、チーム一丸となって仕事に取り組むという考えで仕事を進めていて、一人一人が個人事業主として社員の意識の向上と、利益を出すという取り組みを行なっている。
まず会社が個人に入金。仕入れは自分。制作、販売も自分。自分の名前のブランド(例:ショコラ・ドゥ・TAKAYAみたいな。)を売っているらしい。管理する苦労もあるだろうが、そこまでやらないと意味がないというW社長。いつか彼女たちが独り立ちの日を準備万端で迎えられるために、実践を伴った商売を肌身で学ぶことができるのである。しかも会社という組織に守られたままなのだから、すごい。
「自分は校長先生みたいな存在」というW社長。また、違う言葉では「僕たちは芸能事務所。20代の子達が輝ける場所を作りたい。」とも言っていた。これが本当の持続可能なのかもしれないと思うと同時に、社長のあるべき姿なのかもしれないとも思った。
いい子たちは自分たちで調べてくる。
そんな同店は採用において苦労したことがない。なぜか。それは、スタッフ自ら同店を調べて応募してきてくれるからだ。同店は年に十数回会社説明会を開催していて、若いフレッシュマンはもちろん、社長の仕事に対する想いを聞きたいと思うビジネスマンも参加する。
今でこそ採用には困らないほどにブランド力を強めたW社長だが、15年前は違った。当時は某求人媒体紙で採用を行っており、応募してくるスタッフの質も今日とは全く違ったのだ。質が違いや、熱量の違いから生まれるすれ違い。何度もスタッフに対しての怒りから奥歯を噛み締めたかわからないという。
「いい子は自分から調べてくる。」と、穏やかな顔でいうW社長。同社のブランド力の強さが垣間見れた瞬間であった。
もちろん、同社サイドから自発的な採用活動をしていないわけではない。良いスタッフの採用に対して行なっていることはある。お菓子の専門学校の先生と継続的に良い関係は続けているというW社長。そういうところもしっかりと目を配っている姿も、さすがだなと思わせられた。
売れる商売とは何か。
地方で売れる商売とは何か。という我々の問いに対して、W社長は、
「街の困りごとを、人ありきでやる商売」だという。
滋賀県のたねやという菓子屋には、年間200万人が訪れる。
地方は人が人を呼ぶ。という社長。
そんな社長自身が思う、静岡県でうまくブランド作りが上手いなと思うお店をいくつか教えて頂いたが、全て素人が始めたビジネスらしい。それでも、素人であるということの強みを活かし、持ち前のセンスを活かしたブランディング成功事例を時で行っている企業をいくつか紹介して頂いた。(現時点では自分も未チェックですが、興味ある人には個人的に教えます。)
地方で売れるビジネスには、以下の共通点がある。
・上品である。
・ちゃんとしたことがちゃんとできている。
・お菓子ならココだよね。と誰もが口を揃えて言ってくれるような店であること。
・そして、幸せになれる場所(「おいしい」は老若男女喜んでくれる。)
そのくらいにならなければ繁盛店は作ることなどできない。という。
ヒントは同じカテゴリ内であること。
W社長曰く、「今やっている商売のビジョンが、同じカテゴリ内なのであれば何に挑戦しても良いと思う。」どういうことか。同店のファンのお客様は、お菓子以外にも、コーヒーも好きだし、お花や植物も好き、本も好きな方が多いらしい。だったらそのカテゴリ内であれば、商品としてお客さんに届けてあげるということ。しかもそれは、W社長というフィルターを通過した選りすぐりの商品であるのだ。ということは、同店に来店するお客さんには、お菓子と同じくらい魅力的な商品であるということである。
同店にいけば間違いないものがある。これが売れる店の秘訣だ。というW社長。
それをうまくビジネスとして成功させているのが、三重県のVISONさんらしい。これも要チェックだ。
熱量が大切。
「自分のテンションが上がらないと意味がない。熱量が大切。たとえば、カップラーメン選手権を準備期間1ヶ月で開催したとする。そこには各人の思い、熱量が込められたカップラーメンが登場する。それはきっと感動につながる。なんでもいいんだ。人は一生懸命に感動する。やはり、僕はおもしろいがキーワードだな。」
この日は、「熱量」という言葉をたくさん聞いた気がする。やはり仕事には熱量と情熱が一番大切なことなのだ。と改めて感じた4時間であった。
以上。
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最後に。この様な縁を繋げてくれた富士宮市のI社長にも、この場を借りて、心より感謝します。
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ここで一曲。1957年にデビューし、元祖ティーンズ・クィーンとして活躍した浜村美智子さんによるナンバー「カリプソ娘」。熱量が半端ないアルバムです。現代のアイドルとはワケが違う。今回紹介するのは、タイトル曲である「カリプソ娘」これからのシーズン、おすすめアルバム。美智子さん、熱いです。綺麗です。
Cool kids never have the time (いけてる奴らは時間がないんだ。)
見出しは、Smashing Pumpkinsの曲「1979」の一節。確かに、そうなんです。楽しいことや、意義のあることに人生を賭けて夢中になっている人には暇なんてないんです。改めてそう思いました。
少し話は反れますが、今月こんなことに気がつきました。
大人は、おじさん・おばさんと言われると嫌な顔をするが、都合が悪い時は年齢を言い訳にして、面倒なことから逃げる。
例えば、子どもたちから「おじさんこっち来て」と言われたら、「俺、おじさんじゃねーし」とか思いがちですが、「おじさん、かくれんぼして遊ぼ」って言われたら、「おじさん、もう歳だからちょっと遠慮しておくよ。」とか言いがちだな、と気が付きまして。年は言い訳にならないなぁ、と改めて思ったんです。「かっこいい」ってことに、年齢や時代は関係ないですよね、本当に。
長い人生、常に青春していたいですね。そしてかっこよくあることが、大人としてあるべき姿なのだと再確認。
最後に一曲。青春は自分的にこんな光景です。人生、常にアンテナビンビン、ドキドキワクワクしていたいものですね。38歳、まだまだ遊びます。楽しみます。先輩方には、感謝感謝感謝。自分も下の世代に想いを届けられる様、精進します。
FURTHER 代表:佐野
